7月4日TBSで放送された「直撃!コロシアム!!ズバッと!TV」で、埼玉県の道の駅で食べられるイチゴを使った限定スイーツが紹介されていました。私は普段からTVで紹介されるものには手を出さない様にしているのですが、ちょうど埼玉県の近隣へ近々行く用事があった為、ついでに立ち寄ってみる事にしました。
これまでも「半熟カステラ」や「いなばタイカレー」など、「話題」とか「人気」とかいうキーワードを全面に出してTVで紹介されたものを試してみましたが、その殆どが“中の下”の味。特段美味しいものに出会った事は一度たりともありません。そんな“不勝神話”を更新すべく、埼玉県比企郡吉見町へ向かいました。
「道の駅いちごの里よしみ」の場所
場所は埼玉県の中部。“吉見町”というあまり聞きなれない地名で、地図で見たところ町内に鉄道駅が設置されていません。都内から向かう際には、首都高から新大宮バイパスを経て「桶川北本IC」で降りるのが便利でした。
敷地内には乗用車60台+大型車両11台が停められる駐車場が完備されていますが、敷地の外枠にも駐車スペースがあって、私はそこに車を停めました。辺りには綺麗な田畑が広がっています。
園内は平日とあって人はまばら。交通の要衝にある道の駅なんかは平日でも車の出入りは多いものですが、ここは近くに大きな街がある訳でもないので致し方ないのかもしれません。
敷地内にはコミュニティバスの発着場がありました。高崎線の北本駅などを一日に数本の頻度で巡っている様です。
JA吉見直売所
それではまず、農産物の直売所へ行ってみましょう。入口付近には大型のカートが置いてあります。この界隈のスーパーマーケットとしての機能も果たしているのかもしれませんね。
確かに、結構広いです!野菜と果物が中心ですが、奥には調味料なども揃っていました。
野菜に関しては、種類はおろか量も多く、大型スーパー並みに陳列されていました。この時間は昼間なので閑散としていましたが、夕方には地域の人で賑わうのでしょうね。
“手作りジャム”があるのは、直売所等ではお馴染みの光景ですよね。「苺3個入りジャム」というのが気になりますが、そのお値段¥1,200!
いちごの里物産館
続いて物産館へ入ってみます。こちらには飲食も出来るレストランが併設されていました。
みやげ物売り場はこじんまり。お客は誰もおらず、店員さん一人の静かな空間でしたので長居しずらい…
名物“いちご”関連の商品が沢山揃っています。私はこの「かりんとう」を買って試してみましたが、甘さ控えめでほのかな苺の風味、まぁまぁイケます。
このかりんとうをレジで清算する時に目に留まったのが「雪いちご」の看板。これはどこで食べられるのかを伺った所、円形広場にある簡易店舗で提供しているとの事でしたが、ナンと15:00で閉店するとの事!この時既に14:57だった為、店舗までダッシュ!
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「雪いちご」を食べてみる
大急ぎでカウンターへ駆け込んだ所、ギリギリセーフ!これが日本だから良かったものの、ヨーロッパなんかだと閉店時刻を待たずにクローズしてしまう所が殆どですよね。
いちごの里よしみ限定「雪いちご」。TVで紹介されていたイチゴサンデーとは異なる商品の様ですが、同じアイスを使用しているとの事ですし、それ以上にインパクトがあったのでこちらを食べてみる事にしました。
目の前のスペースで出来上がりを待ちます。こういった涼しげな演出が成されているのは良いですね。
待つ事5分、真っ赤なイチゴのシロップがインパクト大の「雪いちご」が出来上がりました。一見するとタダのかき氷なのですが…
その内側にはイチゴのソフトクリーム!結構分量は多く、カキ氷は外側にコーティングされているだけという感じ。こういった商品は大概“氷”ばかりで中身が少ない場合が多いのですが、これはソフトクリームが上から下までたっぷり入っています。
地元産イチゴ100%を使用した手作りシロップと練乳のかかったそのお味はと言うと、何だかあまり味がしない…。豊潤なイチゴの風味を期待していたのですが、イチゴのシロップ、ソフトクリームとも、冷たいからか何味を食べているのか分からなくなるほど。もう少し香りだけでも漂ってくれば“イチゴ感”が出てくるのになぁと思うのですが、ちょっと残念です。
考えてみればTVで紹介されてまだ間もないにも関わらず、それを大々的に宣伝する様な看板も見受けられませんでしたし、なんだかあまり力が入っていない印象…。
まぁTVの力なんて今の時代そんなもんですよね。結局のところ“不勝神話”継続~!