ドバイメトロ(鉄道)やバス等の交通機関が発達したUAEのドバイ。今回は、それらの利用に必要なIC乗車券「Nol Card」の使い方や購入場所、運賃について詳しく、また私が使って便利だった路線MAPも合わせてご紹介したいと思います。
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ドバイ路線MAP
UAEドバイの街中を走る交通機関は、主に鉄道(ドバイメトロ)、路線バス、トラムの3種類。
この内、ドバイメトロはレッドラインとグリーンラインの2路線ありますが、空港から旧市街、またブルジュカリーファのあるダウンタウンやマリーナ地区まで全て網羅しているので、主な観光スポットを巡るだけなら殆どドバイメトロだけで事足りるでしょう。私も今回の旅で路線バスに乗ったのは、駅から離れたジュメイラモスクへ行った時のみ。
路線MAPですが、私はコチラを利用しました(DLはコチラ→dubai-metro-bus-map)。これはDubai Bus .comのページからダウンロード出来るMAPですが、ドバイメトロだけでなく路線バスの細かい番号や経路まで幅広く書かれているので便利!
ただしデータ量が6MBもあるので、ダウンロードの際はご注意を。
運賃はゾーン制
ドバイメトロ・バス・トラムの運賃はゾーン制の共通チケットになっているので、どの交通機関でも運賃は一緒。
運賃は主に3種類あって、1ゾーンのみの利用、2ゾーンに渡る利用、3ゾーン以上に渡る利用でそれぞれ運賃額が異なります。
ドバイ市内は7つのゾーンに分かれていて、空港やスークのある旧市街はZONE 5、ブルジュカリーファのあるダウンタウンはZONE 6、マリーナエリアはZONE 2。
同じゾーン以内なら、異なる交通機関(例えばメトロ→バス)に乗り換えても追加運賃は発生しません(但し30分以内の乗継に限る)。
Nolカード必須!チケットの種類
ドバイメトロ・バス・トラムのチケットは、全て「Nol Card」というICカードになっていて、Suicaの様に一定額をチャージして利用、または乗車ごとに運賃をチャージして使います(Nol CardのHPはコチラ)
日本の鉄道の様に1回ごとに使い捨てる紙の切符は無く、バスへ乗る際も現金の利用は不可。
Nolカードには、利用目的に応じた4つのタイプがあります。この内Personal Cardは地元在住や長期滞在者の為のカードなので、旅行者が使うのはSilver、Gold、Redの3種類。
SilverとGoldはプラスチック製のICカードで、使い方は日本のSuicaと殆ど同じ。初めにカードを25DHで購入(内6DHがカード代金、19DHが運賃として使える)し、必要金額をチャージ(Top Up)して使います。
チャージは最大5000DHまで、カードの有効期限は5年間です。※価格は為替レート等により常に変化します。
Silver CardとGold Cardの差は、利用クラスの違い。ドバイメトロ及びトラムには、通常の車両(Silver Class)の他、運賃が割高な特別車両(Gold Class)があって、そのゴールドクラスに乗る場合にGold Cardを利用します。
一方Red Ticketは、紙製のチケット。Silver CardやGold Cardとは異なり、乗車ごとに券売機や窓口でチケットの購入が必要です。
カード代金は2DHですが、カードのみの購入は不可。初めてチケットを購入する場合に「利用区間の運賃+カード代」が記録されたRed Ticketが発行され、2回目以降はそのRed Ticketを再利用する事で、カード代(2DH)を節約する事が出来ます(繰り返し利用は10回まで)。
各Nol Cardの運賃表
各Nol Cardを利用した場合の運賃は、下記の表の通り。Gold ClassはSilver Classの倍の運賃、またRed TicketはSilver CardやGold Cardで乗る場合と比べて運賃が割高になります。
一日に何度も利用する場合、全てのゾーンが乗り放題になる1dyaチケットがお得ですが、Silver、Goldの両カードには対応しておらず、購入できるのはRed Ticketのみ。また7dya~365dayパスはPersonal Cardのみ対応なので、旅行者は基本的に買う事が出来ません。尚、ゴールドクラスの無いバスを利用する場合は、ゴールドカードであってもシルバーカードと同じ運賃になります。
チケットは窓口で購入、クレジットカードも可能!
Nol Cardチケットの購入は、ドバイメトロの駅にあるチケットオフィスで行います。英語が通じるので、口頭で注文しても問題ありませんでした。
ただ、どの駅も大体窓口が一つしか無いので、行列は必至!特に夕方以降のBurj Khalifa / Dubai Mall駅はかなり待たされるので、空いている昼間などの利用が吉。
決済にはクレジットカードが使えます。暗証番号を押すだけなので簡単!レシートも発行されるので安心です。
券売機はクレジットカードが使えない?
尚、トップアップやRed Ticketの購入なら券売機でも可能。窓口の様な混雑はありませんが、駅によっては一つしか設置されていない所もあって、行列が出来る事もしばしば。
券売機は英語への表示にも対応していて、難しい単語は一切無いので簡単です。利用クラスやチケットの種類を選択。
SilverやGoldカードでチャージ(Top Up)する場合は、初めにリーダーにNolカードをセットします。チャージ金額は最低5DHから。
決済にはクレジットカードが使えるはずですが、残念ながら私の持参したVISAやMasterは全てハネられてしまいました。どうやら日本のクレジットカードには対応していない様子。
しかも現金への対応は小額紙幣とコインのみ、紙幣は50DH以下(駅によっては20DH以下)しか使えないので、使い勝手は最悪!チケットの購入は、窓口の利用が一番確実です。
と言う訳で、私も無事にNol CardをGet!次回は、ドバイメトロの乗り方や車内についてお伝えします。→ドバイメトロ徹底解剖!乗り方と車内設備/ゴールドクラスはコスパが悪い?
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