マレーシア航空の「受託手荷物料金」を確認!超過料金の高額さに驚きも…

マレーシア航空の受託手荷物と言えば、エコノミークラスでも30kgまでOKという懐の広さで有名でしたが、それを超えた場合に徴収される“超過料金”が2017年5月1日から変更され、かなり高額になってしまいました!

今回私はビジネスクラスに搭乗するので若干心配は和らぎますが、それでも1本1kgはするワインのボトルを数本持ち帰るつもりでいるので、超過料金についてはとても気になる所です。

マレーシア航空の受託手荷物

マレーシア航空のHPによると、現在無料で預かってもらえる受託手荷物の重さは以下の通りです。

マレーシア航空受託手荷物料金

この他、ワンワールドアライアンスの上級会員であれば、サファイアは15kg、エメラルドは20kgがそれぞれ追加されるとの事。重さに関しては以前と変わっていませんが、これまでにはあった「2個まで」の個数制限が撤廃された様です。

一人で3個以上荷物を預ける人は滅多にいないとは思いますが、この点は“改善”という見方が出来ると思います。

※2018年より、マレーシア航空国内線のエコノミークラスに関しては、30kg→20㎏へ改悪されました。

超過料金がすごく高い!

しかし問題なのは超過料金!これまでは、上記の重量を超過した場合は3kg毎に超過料金が徴収されていましたが、これが1kg毎となって細かく細分化。しかもその超過料金がすごく高い…

マレーシア航空受託手荷物の超過料金

例えば日本路線(東京・大阪⇔クアラルンプール)ですと、1kg超過する毎に$40(≠¥4,500)、ロンドン行きなんて$64(≠¥7,300)です。つまり、KLから東京へ帰る時にたった3kgオーバーしただけで¥13,500も取られるという事になります。

一般的に90ℓの大型スーツケースを満杯にすると25kg~28kgですので、1つ預けるだけならエコノミークラスであっても30kgの制限以内に収まるので問題ありませんが、長期滞在時や土産物を沢山買って荷物が増えた時は超過の恐れがあるので注意が必要ですね。

JALはどうか?

JAL受託手荷物料金

因みに、同じワンワールドアライアンスのJALはというと、エコノミークラスは23kgが2個まで無料(重量超過は+9kgまでなら6,000円)、ビジネスクラスや上級会員となると、個数が増えて尚且つ1個あたりの重量が32kgまでに緩和されるので、今回の私のケースですと32kgを4つまで無料で預かってくれる事になります。

流石に128kgの荷物を持って旅をする人間はいないでしょうが、これはある意味事実上の重量制限撤廃と言っても良いでしょう。マイレージ制度諸々、最近は改悪続きのJALですが、この受託手荷物の重量制限に関しては世界トップ級のサービスだと思います。

マレーシア航空受託手荷物のまとめ

以上をまとめると、現在のマレーシア航空の受託手荷物料金は以下の通りとなります。

  • エコノミークラスは30kgまで無料
  • 個数制限はなし
  • 重量超過は1kgごとに約4,500円(日本行き)

“1kgごとに徴収”という事は、レガシーキャリアならではの“おまけ”が一切無くなるという事を意味し、たった数百グラムのオーバーでも超過料金を徴収される事になりそうです。LCCじゃないんだから常識的な範囲で多少は目をつぶってくれる、そんな期待もこれからは儚く砕け散る事になるでしょうね。

それにしてもこの超過料金、例えば日本行きで1kg超過につき$40という事は、60kgで$2,400。この金額があれば、同じ体重60kgの人がエコノミークラスを使って何人乗れるでしょうか?これならもう一人でも二人でも、荷物を運ばせる為に人を乗せた方が安上がりですよね。

人間を運ぶより物を運ぶ方が遙かに高額だなんて…なんだか可笑しな話です。

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