今回は、イルクーツクの観光スポットとして有名な「130地区(130 Kvartal)」を歩いてみたいと思います。
ここは2011年頃に再開発で生まれたスポットなのですが、元々あったシベリアの伝統的な建物が再現されていて、見応えのある街並みが観られるとの事。ショップやレストランも多く、ちょっとしたテーマパークの様な所です。
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イルクーツクの「130地区」
イルクーツクにある「130地区」の場所はこちら。3つの道路が複雑に合わさる交差点の所に入口があります。
あまりパッとしないイルクーツクの街並みですが、ここだけは別世界!石畳の歩道が整備され、綺麗に再開発された歩行者専用の通りが、およそ400mに渡って続いています。
この通りの入口には、何やら獲物を口に加えた動物の銅像が建っていますが、これは「バーブル」と言ってイルクーツク市の紋章にも使われている野獣の像なんだとか。この130地区のシンボルともなっています。
木造の洋館が建ち並ぶ
この130地区ですが、資料によるとこの通りはイルクーツク市制350周年を記念して、2008年~2011年に掛けて再開発。元々18世紀初頭からあった古い街並みが再現されているそうです。
この通りを歩いてみると、特に目立つのが赤茶色やこげ茶色の建物。これらは全て木造建築で、シベリア地方で古くから伝わる伝統的な建物なんだそう。
丸太を積み重ねた壁面と、屋根の部分にはレースの様な模様の軒があって、かなり独特なデザインです。
沿道には数々のカフェやショップが建ち並んでいて、オープンテラスのカフェもあります。ショップは観光客を意識した雑貨店も多いので、お土産探しには良いかもしれません。
ロシアの特産品、ハチミツ店もあります。価格をチェックしてみると、250mlがおおよそ300RUB~。ウラジオストクのマーケットと比べると1.5倍くらいしますが、それでも日本で買うより遥かにお買い得!
SC中に大型スーパーマーケット
130地区の通りを一番奥まで進んで行くと、「Модный Квартал」というショッピングモールがあります。伝統的な建築物が建ち並ぶ中、ここだけは近代的な造りのビルですが、不思議と違和感が無いのが凄いところ。
中は5階建てで、外資系の有名ファッションブランドをはじめ、家電や雑貨、カフェやレストランの他、映画館も入っています。
1階には「SLATA」という大型スーパーマーケットも入っているので、水等の買い出しやばら撒き土産探しには最適!品揃えも豊富で、惣菜売場も充実しています。
私もここで日用品等の買い出しをしましたが、1.5ℓペットボトル水が25.9RUB(≠44円)、ロシアのビール「バルティカNo.3」の500mlが58RUB(≠98円)など、なかなかお買い得な商品が揃っています!
ワインもお得で、ボトル500円程度で買える銘柄が数多く揃っているのは嬉しい限り!観光客の多い立地ながら、割とお得なスーパーだと思います。
ちなみに、キャビアも売っていたので価格をチェックしてみると、100g入りが5,979RUB(≠10,164円)。まぁこればかりはロシアだからと言って安く手に入るわけでは無いですね。
テーマパークの様な130地区
と言う訳で、あまり観光資源の多くないイルクーツクの街ですが、この「130地区」だけは見栄えのある観光スポットだと思います。ただ、古い街並みを再現したとは言え“造られた”感は否めず、歴史を感じるというよりかはテーマパークの様な所だと考えて良いのかもしれませんね。
次回は、この130地区にあるレストランをレポート!観光地にありながら、意外に安くて美味しかったです!→イルクーツク130地区にある美味しいロシア料理店【Rassolnik】ラッソリニク
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