日々寒い日が続き、本格的な冬を感じる季節になりましたね。少し前になりますが、同じく冬に訪れた広島旅行から、今回は「尾道」で見た絶景ポイントをご紹介したいと思います。
広島県といえば、今年はオバマ大統領が歴史的訪問をしたり広島カープがリーグ優勝するなど、何かと話題の尽きない一年でしたね。私はこれまでに広島を2~3度訪れていますが、飯も美味いし景色も綺麗、なかなか良いところでした。
尾道へのアクセスは飛行機が早い
東京~広島のアクセスについて、新幹線と飛行機のシェアは概ね半々と言われていますが、それが尾道となると事情が異なります。新幹線の駅「新尾道」には“こだま”しか止まらない事の他、尾道市街地から2~3km離れたところにある為アクセスも悪く、新幹線だと余計に時間がかかってしまいます。
この時私は羽田からJALを利用。広島空港は市街地から遠く離れた山奥にあり、各都市へリムジンバスで概ね1時間前後かかりますが、それでも新幹線を利用するよりはマシです。尾道の駅前は、とても綺麗に整備されていて歩き易いです。大型SCなどはありませんが、観光案内所を備えた市民交流施設の他、小さな飲食店が沢山あります。
目の前に広がるのは、瀬戸内海に浮かぶ向島。この辺りは港にもなっているので、多くの船舶を見る事が出来ます。今回は、この景色を高いところから眺める為に、市街地の北側にある小高い山へ登ります。
千光寺山ロープウェイに乗る
尾道市街地の北側には「千光寺山」という小高い山があります。ここには、名称ともなっている千光寺を筆頭に大小さまざまな寺をはじめ、市立美術館もこのエリアにあります。
山の上には歩いても行けますが、運賃が320円と手ごろなので、登りは楽をしてロープウェイを利用、帰りは景色を楽しみながらゆっくり歩いて下っていく、というのが王道でしょうか。
ロープウェイ乗り場は駅から1km強あるので、ちんたら歩いて15分くらいです。電車の線路沿いに歩けば最短ルートですが、景色の綺麗な海沿いを歩く方が断然おススメ!
ただ、このロープウェイは15分おきの運行と本数が少ないので、繁忙期は少々待つかもしれません。この時は私一人の貸切状態!
また、時期によっては1週間程度の運休期間が発生する事もある様なので、事前にHPでチェックされる事をおススメします。
所要時間は正味5分くらい。歩いて登ってもそれほど苦になる距離ではないので、頂上は目に見えて近いです。
でも振り返って見てみると、なかなかの高さですよね。しまなみ街道があって、その先の松永湾まで見渡せるほどです。
頂上からの絶景に感動~
千光寺山の頂上はちょっとした公園になっていて、きちんとした展望台も完備!この横には「文学のこみち」という名の遊歩道があって、千光寺や麓の方へと繋がっているので、帰りはこの道を辿って行きたいと思います。
先ずはここからの景色を堪能!この時は午後の傾きかけた太陽が良い塩梅に雲にかくれて、幻想的な光を放っていました。この眺望は南西方向になります。
大小様々な島と、行き交う船舶が一望できます。時刻は冬至近くの午後4時頃でしたが、さすが西日本は日が長いですね。
向島に架かるしまなみ街道もハッキリと見えます。高い山に登るのとはまた違った迫力がありますよね。
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「文学のこみち」を歩いて下山
帰りは歩いて下山します。上記の通り、ここから麓へは「文学のこみち」という歩道が整備されていて、数々の文豪の詩歌が刻まれた石碑が至る所に置かれています。
遙か昔、文豪の中にもこの尾道の風景を愛した者は多いそうで、その景観は今にも続いているんですね。
この辺りは古い建物も多く、情緒溢れる風景が続いていました。日の傾く夕方に訪れると、より一層雰囲気が増して良いかもしれません。
千光寺山をこうして改めて見てみると、山というより小高い丘の様ですね。天辺に聳え立っている和風なお城は「尾道城」、そしてその隣の建物は「尾道ビュウホテルサイゼン」というビジネスホテル。ここに泊まれば先ほどの絶景が一日中楽しめるでしょうから、いつか泊まってみたいものです。
港町「尾道」は、情緒ある風景に溢れた素敵な町でした。岡山と広島の間にあって、新幹線で途中下車はし難いですが、しまなみ街道ドライブへの玄関口として、ここに宿泊するのもアリかもしれませんね。
次回も広島関連の旅行についてお伝えする予定です。
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