本日1月2日より、「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2017」、ならびにその前日の「イヴ」、そして「プレビュー」コンサートのチケット抽選申し込みが始まっています。
言わずと知れたウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは「“ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート”のチケット手配について考える」の記事でも記載した通り、その高い人気からチケット入手困難で知られており、普通に鑑賞チケットを入手する為には“定価”から掛け離れたプレミアチケットの購入を強いられるのが現状です。
チケット定価販売の抽選申込
そんな中、定価での購入が可能な唯一の作として、ウィーンフィルハーモニーのHPから抽選販売の申し込みをする方法があります。
チケット抽選申し込みには、アカウントを作成する必要があります。初めての方は「Neu
registrienren」をクリックして個人情報を入力し、アカウントを作成します。
この時、言語設定を「JP」にしているとMr.やMs.などの敬称の区別が付かないなど不都合が起こり得ますので、「EN」を選択して進めて行くと良いでしょう。
アカウントを作成すると、チケットの券種を選択する画面に出ます。1アカウントにつき「プレビュー」と「イヴ」は4枚まで、「ニューイヤー」は2枚まで申し込む事ができる様です。“平土間”や“バルコニー”、“1階 or 2階”の希望は賜れない模様です。選択後は「save」をクリックして終了です。
チケット抽選申し込みについて、受付期間中(1/2~2/29)であれば申し込みの券種や枚数をいつでも変更する事が出来る、という趣旨が書かれています。つまり、申し込み手続きを終了した時点で「手続き完了しました」などというポップアップが出てくる訳ではなく、期限となる2/29までにMy Account内を希望のチケットが選択された状態にしておく、というものです。
ここまでの手続きの中で、クレジットカード番号など支払い情報の入力はありません。私は取り合えず3公演とも第9カテゴリーで登録し、2月の末までに再検討するつもりです。
当選し易いのはどの券種か?
私がこれまでに抽選申し込みに参加したのは3回、その3回とも全ての公演で第2カテゴリーを選択し、全て落選しています。
ただ、考える事は皆同じだろうと思いますし、第3以降のカテゴリーも数が限られている事は一目瞭然です。事実、海外チケット手配業者Musik Reisenでの前年(2016年)のチケット残席状況では、第1カテゴリーがかなり遅くまで「確約」の表示がありましたので、比較的入手し易いのかもしれません。
平土間席のススメ
コンサートホールでの座席選びに関しては、その眺望を第一に考える方も多いかと思いますが、音の聴こえ方にも注意が必要です。
例えば、第1カテゴリーでもバルコニーの後方(GROUND FLOOR BOXE 6 or 7)辺りでは、平土間の10列目や11列目とは聴こえ方にかなりの差が出る事と思います。私は以前、この楽友協会ホールでのコンサート鑑賞の際、第1カテゴリーにも関わらずサイドのボックス席が宛がわれた事がありましたが、眺望には問題無いものの、音が全然飛んで来ずに臨場感が無く、眠くなります。
ニューイヤーコンサートですから、花に囲まれたステージと拍手に沸く平土間の観客を一望できるという意味では良い席かもしれませんが、「音を聴く」目的であれば平土間に勝る所は無いと考えています。
楽友協会大ホールの座席については、こちらの記事で詳しく紹介しています→【ウィーン楽友協会】バレンボイム&アルゲリッチ鑑賞記!黄金のホールを詳しくレポート!
それにしても、第1カテゴリーの対象範囲の広さには辟易します。いくら入手困難なプラチナチケットが当選したからと言っても、140,000円も支払って32列目の柱の後ろなどが宛がわれた日には、さすがに肩を落とす事になるでしょう。
明確な当選倍率は好評されませんので何とも言い難いですが、対象範囲の広い第1カテゴリーを選ぶか、無難な席の多い第4カテゴリー辺りを選ぶか、2月末までじっくり検討していきたいと思います。
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