今回は、ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄(メトロ)やバス、トラムの乗車に欠かせないICカード【Podorozhnik】について、その使い方や購入方法、チャージの仕方など詳しくレポートしていきます!
Suicaの要領で使えるICカードPodorozhnik、手ごろな金額のデポジットで利用出来、運賃も割引になるので、使いこなせれば非常にお得です!
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ICカード「Podorozhnik」
サンクトペテルブルクの市内交通は、メトロ(地下鉄)、バス(トロリーバス含む)、トラム(路面電車)の3種類。これらに共通して使えるのが、ICカード乗車券「Podorozhnik(パドロージェニク)」です。
これはSuicaやIcocaの様に予め一定金額をチャージして使用するICカード。
わざわざ乗車ごとにチケットを購入する手間が省けて便利ですし、運賃も現金での利用と比べて2割ほど安くになるのでお得です!
Podorozhnik利用時の運賃
パドロージェニクを使った場合の運賃はご覧の通り。
メトロ(地下交通)とバス・トラム(地上交通)とで運賃が異なり、メトロの場合は1回36RUB、バス・トラムは31RUB。それぞれICカードを使わない場合の運賃(45RUB、40RUB)と比べて2割ほど安くなり、加えて当月(1日~月末)の利用回数に応じて運賃が更に割引になります。別途カード代金が60RUB(≠102円)かかりますが、それぞれ7回乗車すればカード代の元が取れる計算になります。
運賃は、地下・地上共に1回の乗車でどこまで乗っても均一料金。メトロの場合は乗り換えも可能です。
尚、パドロージェニクを購入せずに乗車する場合、メトロはトークン型のチケット(1回券)を券売機(次項参照)または駅窓口で購入します。バスやトラムの場合はチケットは無く、車掌に現金で支払えばOK。
Podorozhnikの購入、チャージは券売機で
パドロージェニクの購入およびチャージは、メトロの駅構内にある券売機で行います。タッチパネル式の新しい機械で英語への切替も可能、ただしクレジットカードは使えません。
購入手順としては、先ずメニューの一番上にある“Buy a Card”を押してパドロージェニクを購入。
次に、購入したパドロージェニクを券売機のリーダーに置いて、3番目の項目“Top up the unified E-Purse”を押します。
すると、現在のチャージ残高および当月の利用回数が表示されます。初めて購入する場合はもちろん“0”の表示。そのままPayを押すと現金の絵柄が表示されるので、ここでチャージしたい金額を現金で投入し、最後にAdd moneyを押すと完了!
現金は1RUBコインまで対応していますが、機械の感度が悪いのかお札はかなりの確率で跳ねられてしまいます…。1度跳ねられてもシワを伸ばす等をして3~4回トライすれば入る事もあるので、諦めずに何度も挑戦!
チャージ完了後は、レシートが発行されます。日本のSuicaと違って、小額から入金できるのが嬉しい所!
回数券もあるが…
尚、パドロージェニクには回数券やDayチケットもあって、通常のチャージと混在させる事も可能。ただ、10回券が355RUBもするなど割引率はごく僅かなので、使う価値は殆ど無いと思います。
また、英語切替をしてもチケット名がロシア語表記のままなので、券売機の表示を見てもサッパリ…。ここは素直に通常のチャージで利用するのが得策でしょう。
と言う訳で、次回はこのIC乗車券を使ったメトロ・バス・トラムの乗り方についてお伝えします!→厳重警戒!サンクトペテルブルク【地下鉄・バス・トラム】乗り方と路線図
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