今から2ヶ月程前になりますが、カメラを新調しました!これまで愛用してきたSONYのサイバーショットRX100に代わり、その後継機となるRX100M3をGet!
このRX100M3を使って、先日のヨーロッパ旅行では10,000枚以上の写真を撮影してきましたが、RX100よりもキレイな画質に惚れ惚れ!今回は、私が使って感じた2つのカメラの性能を比較し、どちらがお買い得か等、購入を検討している方に向けたレビューをお伝えしたいと思います。
目次
値下がりしたRX100M3をGet!
SONYのサイバーショットRX100シリーズと言えば、2012年に発売された初代モデルを筆頭に、ほぼ毎年改良型の新モデルが発売されている人気のコンパクトデジカメです。
今年2018年には最新モデルRX100M6が発売され、現在のラインナップは全6種類(初代、M2、M3、M4、M5、M6)。私は約2年前に初代モデルを購入し、以来愛用してきました(参考→超人気!DSC-RX100は今が底値か?SONYの高画質コンデジCyber-shotをGet!)。
各モデルともコンパクトデジカメの中ではかなりの高級品で、近年に発売された上位モデルともなれば10万円は軽く超えてしまいます。
そんな中、シリーズ3番目のモデル「M3」が最近になって値下がりしたので、思い切って新調しました!恐らく今年の6月にM6が発売されたので、それに釣られて旧モデルが値下がりした為かと思われます。
ちなみに価格は57,000円。2年前までは7万円を超えていたので、随分と安くなりました!
基本スペックの比較
今回GetしたM3ですが、初代と比べて性能はどれほど向上したのか?基本スペックを表にして見比べてみると、一番の違いはレンズ性能。
初代もM3も同じ1.0型のCMOSイメージセンサーを搭載していますが、裏面照射型になる事で光の利用効率を高める事が出来、より高画質が期待できます。
また最低の焦点距離が28mmから24mmへ変更になった事で、よりワイドに撮影出来る様になりました。飛行機の機内など、私は狭い所での撮影も多いので、これはとても助かります!その分、最大ズームが100mmから72mmへ低下しましたが、ズームをしての利用は殆ど無いので問題なし。高倍率ズームを希望なら、DSC-HX99など他のモデルを当たるべきでしょう。
バリアングルのボディ
ボディを見てみると、基本的なデザイン自体は初代RX100と殆ど変わりません。特に正面から見た顔は、見分けがつかない程です。
その一方で、M3の大きな特徴は、背面の液晶ディスプレイがバリアングルになった事。これによってローアングルやハイアングルでの撮影が容易になりました。人が沢山集まる所でカメラを高い位置に持って撮影する時にも重宝します。
モニターの可動域は上に180度、下に45度。左右には動かせません。また、旅行中に不幸にも2回ほど地面に落としてしまいましたが、早くもモニターの閉まりが少し緩くなってしまった(様な気がする…)。
可動域が多い分、初代と比べて故障の可能性も増えてしまうのは否めませんし、SONY製という事もあって、こういう部分はあまり丈夫でないのかも?
また、M3は初代にくらべて重量が50g重く、加えてバリアングル液晶がある事によって厚みが5mmほど増えています。持った感じは若干ズッシリ来ますが、慣れてしまえば大した事無いですし、旅行中に初代RX100との差を特に感じる事は無かったです。
尚、ソニーのRX100シリーズはボディが滑り易い為、専用のアタッチメントグリップの装着がおススメ!詳しくは、RX100のレビュー記事をご覧下さい→DSC-RX100カスタマイズにおススメの3品!張り革キットとグリップ、液晶保護シート
プレミアムオートの性能がUP!
今回このRX100M3で撮影してみて感じた事は、とにかくプレミアムオートの性能が格段に上がった事。プレミアムオートとは、撮影シーンをカメラが自動で判断して最適な設定にしてくれる機能ですが、絞りや露出などその都度設定する必要が無いので、私はこれをメインに使っています。
初代RX100にも同じ機能はありますが、少しでも薄暗いと途端にシャッター速度が落ちますし、撮影後の画像処理にも時間が掛かってしまいます。
しかしこのM3だとISO感度が上手い具合に効いて、多少薄暗くても1/100秒以上のシャッター速度を保ってくれるので、薄暗い所でも格段にブレ難くなりました!画像処理の時間も半分くらいになったので、使い勝手も良いです。
RX100M3とRX100の写真を見比べてみる
また、基本的な画質に関しても、見比べてみるとその性能の違いが分かります。先日ロンドンへ行った際に比較用の写真を幾つか撮ってみたので、ちょっとこれを使って比較してみましょう!
先ずはコチラ。ロンドンのバッキンガム宮殿を写したもので、どちらも同じ設定にしています(絞りf/5.6 露出1/400秒 ISO感度125)。
どちらも大差は無いですが、青空の色合いが若干異なっていて、M3の方がより鮮やかな色合いに見えます(ブラウザによっても見え方は異なりますが…)
宮殿をアップしてみましたが、初代の方は影の部分が黒ずんで見え難い部分もありますが、M3はより鮮明に写っています。青空の色合いの違いも、よりハッキリと分かりますね。
これだけ見ても、2機種の性能の違いは明らか!初代からM3は確実に性能が向上しているという事を実感できます。
今が底値?お得に買える方法は?
そんなRX100M3ですが、価格.comのグラフを見てみると、今年の夏ごろまでに値下がりした後は下げ止まり、現在も同じ価格帯で推移している模様。私は57,000円で買いましたが、ちょうど底値付近で買えた事になりますね。
ちなみに、初代のRX100は3万円台後半で推移。私が2年前に購入した時は37,600円だったので、その時からほぼ変わっていない事になります。初代とM3の間にはM2がある事を考えると、M3の更なる値下がりはあまり期待できないかもしれません。
尚、RX100M3はアマゾンや楽天でも現在のところ最安値に近い価格で売っているので、アマゾンや楽天のポイントが貯まっている場合はそれを使って購入するのも手。
また現在RX100M3はキャンペーン中で、購入後にWebサイト登録&箱のバーコードを切り取って送ると、5,000円がキャッシュバックされます。私が購入する時もありましたが、現在のところ2019年1月14日必着まで延長された模様。
箱にメスを入れる事になるので、将来中古で売却する予定のある方は要注意!
と言う訳で、新調したSONYのサイバーショットRX100M3ですが、下手な一眼レフよりもずっとキレイな写真が手軽に撮れる名機だと感じました!初代RX100もコスパは良いですが、値下がりしたM3は今が買い時なのかもしれません。
高画質のコンデジを探している方は、是非検討してみて下さい!※このレビューは2018年当時のものです。