喪中のタイ・バンコクの様子/プミポン国王の本葬で観光スポットも閉鎖

ワット・アルンの次に訪れたのが「ワット・プラケオ」。エメラルド仏のある黄金の寺院が美しいバンコク一の観光地という事もあって、多くの観光客で賑わっていましたが、それ以上に王宮の周りには黒い喪服を着た人でいっぱい!

タイでは2016年10月にプミポン前国王が崩御した事に伴い、弔問に訪れた人達が長い行列を作っていました。今回は、そんな喪中となっているワット・プラケオの現在の様子をお伝えしようと思います。

※この記事は2017年に執筆したものです。現在は営業が再開されています。

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ワット・プラケオを取り巻く喪服の行列

チャオプラヤー・エクスプレスボートのN9「Chang」で降りて、ワット・プラケオへ向かいましたが、船着場の出口を出てビックリ!

ワットプラケオ周辺

道の至る所に上下黒の喪服を着た人達が沢山いて、それがワット・プラケオの外壁を取り巻いていました!そして、それが長い行列になって、エントランス方面まで続いています。

ワットプラケオの規制線

また、道路の一部には規制線が張られ、場所によってはテントが設営されて、たくさんの喪服の人達が座っています。何だか皆順番待ちをしている様子。

プミポン国王弔問の行列

後々ニュースを見て分かったのですが、どうやらこの行列は昨年10月に崩御したプミポン前国王(ラーマ9世)への弔問に訪れた人の列らしい。ニュースによると、弔問客は今年の9月までで100万人を越えたそうで、この日は日曜日という事もあってタイ各地から集まって来ているのでしょう。

タイ国民の国王に対する支持はとても厚いそうで、それがこうした行動にも表れているのだと思います。

ワット・プラケオ観光への影響は?

同じくニュースによると、昨年の10/13に崩御したプミポン国王の本葬が、今年の10/25~10/29に行われるとの事。それに伴い、ワット・プラケオは10/1~10/29まで閉鎖され、観光での入場は出来なくなるそうです。

ワットプラケオの立入り禁止エリア

私が訪れた9月の上旬は、「エメラルド仏寺院」のあるエリアには問題なく入場する事が出来たものの、観光順路の中の一つ「チャックリー・マハー・プラサート宮殿」には入れず、建物の周囲にはバリケードが敷かれていて、観光客は近づく事すら出来ませんでした。

ワットプラケオの国王本葬における影響

また、それ以外にもワット・プラケオ内の至る所で一部立入りが制限されている場所もあり、全てをくまなく観光する事は叶わず。このワット・プラケオは入場料が500バーツ(≠1700円)と高く、そういう意味ではこの期間の訪問は避けた方が良いかもしれません。

交通機関への影響も

bangkokのBTSが国王本葬に伴い無料

この前国王の本葬に伴い、今年の10/26は休日になる他、期間中はBTSの一部区間の運賃が無料になるとの事。ですが、同期間中はワット・プラケオ周辺の道路が閉鎖されたり、また激しい渋滞が起こる事が予想されますので、観光客は近寄らない方が無難かもしれませんね。

しかしワット・プラケオがある場所はバンコクの観光スポットが集中するエリアですから、観光客への影響は計り知れません…。近々バンコクを訪れる予定のある方は、出来るなら11月以降に延期する事をおススメします。

そんな中でも、辛うじてワット・プラケオを観光する事ができた今回、そのワット・プラケオ内にある黄金の寺院を次回レポートしたいと思います!→ワット・プラケオへのアクセスと厳しい服装チェック!黄金の寺院を見る

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