茨城県にある「牛久大仏」を見に行って来ました。世界一とも言われるその大きさに圧倒されながらも、登った展望台は景色を堪能するどころか、小窓から外を覗くだけという何ともあっけないものでした…。
私は都内から車で常磐道を使って「つくば」方面へ向かいましたが、運転席から遠くに大きな大仏がそびえ立っているのが見えたので、ちょっと行ってみる事にしました。
田園地帯にそびえ立つ巨大な大仏像
場所は茨城県牛久市。近年開通した圏央道の阿見東IC近くで、近くに「あみプレミアムアウトレット」があります。
木々の間から人型の銅像が首を出しているという光景は、何とも奇妙です。周りに大きな建物が建っていないせいか、かなり遠く離れた所からでも見る事が出来ました。
近づくにつれ、その巨大さが一層際立ってきます。頭の上に航空障害灯がついているのが見えますね。
青銅製大仏としては世界一の大きさだそうで、奈良の大仏が手のひらに乗るくらいなのだとか。顔の長さだけで奈良の大仏の身長を超えています。
大仏の足元には綺麗に整備された園庭が広がっていますが、大仏に登らずともこの園庭に入るだけで入場料がかかりますので、それならば大仏に登らないという選択肢は無いでしょう。
異空間を漂わす演出
大仏の背後に入口がありました。地上85mの所に展望台があるそうなので、そこを目指します。
自動ドアをくぐると、一体の阿弥陀像がお出迎え…
初めのフロアは、なにやら妖しげな光の演出が施された空間となっていました。
エレベーターに乗るまでの間は、展示スペースが続きます。牛久大仏では、写経体験などもやっているそうです。
大仏の右足、親指の実物大模型です。確かにデカイ!
それでは、ほのかな期待を胸に展望台エレベーターへ!
展望室からの眺めは…
あれっ…、展望のできる外へ開けた空間が見当たりません。辺りには絵画や美術品の小物が点々としているだけ…。そんな閉鎖された空間から唯一下界を見下ろせる手段としては、30cm四方の3つの小窓からちょっと外が見えるだけというものでした。しかも窓があまりクリアでない為、それすらロクな展望は望めません。あぁちょっとガッカリ。
展望台からの眺めを期待して登ると、そのギャップに落胆しますが、120mの銅像を間近で見上げた時の迫力は、他ではなかなか味わえないものだと思います。大仏胎内への入場料は800円、入らずに園庭のみですと500円、これが妥当かどうかは微妙ですが、園庭内に設けられた「ふれあい動物公園」ではヤギやシマリス、イノシシなどと触れ合う事が出来るので、お子さん連れの方には良いかもしれません。※入場料は社会情勢により変動します。
何ゆえ都心から離れた茨城県ですので、人が少なくてゆっくり出来ると思います。この日はGW前の日曜日でしたが、ご高齢の団体さんが1組いただけで、他は閑散としていました。近くの「あみプレミアムアウトレット」でショッピングのついでに寄ってみるというのもアリかと思います。