ペナンヒルの最新式ケーブルカーが凄い!マレーシア・ペナン島

ペナン島への滞在は3日間程度の短期でしたが、軒並み閉まっていて入れないジョージタウンの観光スポットや、一箇所しかないショッピングセンターだけでは間が持たず、最終日は少し遠出してPenang Hillへ向かいました。

迫力の高速ケーブルカーで登る

ペナン島の中央部は1000m級の山になっていて、その一部がペナン・ヒルとして観光地化されています。頂上まではケーブルカーが繋がっているので、登山の必要が無いのは嬉しいところ。

ケーブルカー乗り場へは、ジョージタウンのバスターミナルから204番のバスを利用し、ガイドブックによると所要20分ほどで着くとの事。しかし私が利用した時は、バスが渋滞にはまって1時間15分かかりました…飛行機の時刻が迫っている様な場合は注意が必要ですね。

ペナンヒル (1)

ケーブルカーは2011年にリニューアルされたとの事で、まだまだピカピカです。確か15分おきくらいに出ていたかと思います。しかし驚いたのはそのスピード!急斜面にも関わらず、普通の列車と変わらない様なスピードで登って行きます。

ペナンヒル (18)

しかも揺れも少なく滑らか。日本にある旧式のケーブルカーを想像していたので、なんだか別世界へ連れて行かれるような感覚です。所要時間は5分、途中列車同士が高速ですれ違うシーンは迫力があって、是非先頭で見てみたいものですが、そこは人気があるらしくてなかなか場所取り出来る状況ではなかったので、一番後ろの窓から見ていました。

ペナンヒル (2)

頂上に着いてみると、“避暑”とまではいきませんでしたが、若干清涼感を感じます。

ペナンヒル (4)

ここにはホテルもあるんですね。調べてみると、日本のビジネスホテル程度のスタンダードルームで1泊7,500円ほど。開放感のある頂上での滞在を考えると、高くは無いと思います。

山の上の景勝地

ペナンヒル (5)

この日は晴れていたのですが、ご覧の通り霞がかっています。それでも遠くにペナン大橋やバタワーズを望む事が出来ました。

ペナンヒル (6)

周りはキレイに整備されていて、ちょっとしたリゾート地ですね。ジョージタウンを歩くより、よっぽど気持ちが良いです。

ペナンヒル (7)

ペナンヒルの標高はおよそ700mとの事で、地上とそれ程気温に差はありませんが、ジョージタウンと比べれば、歩いていて噴出す汗の量は減った様な気がします。

屋台でグルメを試す

ペナンヒル (16)

広場には屋台が出ていて、人だかりが出来ていました。

ペナンヒル (17)

近寄って見てみると、インゲン豆やカシューナッツ、落花生など“健康”を謳った豆類が販売されていましたが、それとは別に周りの人達が食べ物をテイクアウトしていました。店頭に写真が載っていたので、私もそれを指差し注文して食べてみる事に。

ペナンヒル (15)

注文をすると鍋に沢山の具材を入れて調理が始まったので、火を通すのかと思いきや、かき混ぜて終わりだったのでちょっと拍子抜け…中身はヒヨコマメ、玉ねぎ、人参、キュウリの他、ベビースターラーメンっぽい乾物が混ざっています。

少し辛い玉ねぎが逆にアクセントになっていて、味付けもしっかりしていてなかなか美味しいです。火が通っていないので若干心配でしたが、私の弱い腹でも無事でした。

イスラムとヒンドゥーの寺院

ペナンヒル (13)

さて、広場を抜けて坂道や階段を登っていくと、イスラムのモスクがありました。

ペナンヒル (9)

隣にはヒンドゥーの寺院もあります。この独特な色使いは、いつ見ても神秘的ですね!

ペナンヒル (11)

ヒンドゥーの寺院を覗いてみると…誰もいない…

ペナンヒル (10)

ヒンドゥーの寺院はイスラムよりも厳格で、本場インドなどでは異教徒は寺院に入る事を許されない所もあるのだとか。ここは可能との事でしたが、あまり粗相の無い様、足早に退室します。

ペナンヒル (8)

この様にペナンヒルの頂上には、遊園地や歓楽街がある訳ではありませんが、日本ではなかなか見られない高速ケーブルカーに乗って、高台から見下ろす景色と綺麗に整備された自然公園で心を癒すのに、行く価値はあると思います。

ジョージタウンを訪れた際は、是非ペナンヒルにも行ってみる事をおススメします。マレーシアに関しては「マレーシア・クアラルンプールの観光ガイドと“一人旅”体験レポート!」も併せてご覧下さい。