2018年にハピタスからANAマイル狙いの高額ポイント欲しさに申し込んで以来、3年間利用してきた「ネスカフェアンバサダー」ですが、このたび解約する事にしました。
私はコーヒー好きなので特に苦ではなかったですが、月日が経つに連れて「普通のレギュラーコーヒーで良いかな…」と思う様になってしまったのが主な原因。
その詳しい理由も含め、今回は私がネスカフェアンバサダーを辞めた理由について話していきたいと思います。同サービスの利用を検討している方へ参考になれば幸いです!
コーヒーが定期的に届くネスカフェアンバサダー
先ず初めに「ネスカフェアンバサダー」とは何か?知らないという方の為に簡単に説明をしておくと、これはネスレ日本株式会社が提供するコーヒーの定期利用サービスで、1ヶ月や3ヶ月等、予め設定した期間ごとに任意のコーヒーが届くというもの。
利用者は「バリスタi」や「ドルチェグスト」など同社が提供するコーヒーマシンをレンタルし、それに合った専用のカプセル等を専用Webサイトから定期的に注文(定期便)。
コーヒーの単価は1杯あたり25円~90円程度(コーヒーの種類、マシンにもよる)ですが、1回あたり4,000円以上申し込まないと送料が別途発生する上、最後の注文から150日が経つと1,000円の罰金が科せられるので、少なくとも年間1万円程度はコーヒーを買い続けなければなりません。
その代わりマシンは無料でレンタル出来、更に他のマシンを無料で追加する事も可能。マシンを単体で購入すると6~7千円はするので、維持管理コストを考えると確かにお得です。
2018年当時はポイントサイト経由でこの定期便に申し込むだけで20,000P(2万円=18,000ANAマイル)以上貰えるという美味しい案件が沢山見つかりましたが、最近はすっかり見なくなってしまいましたね…。
「バリスタi」の味はインスタントレベル?
無料でレンタルできるコーヒーマシンは幾つかあるのですが、最もスタンダードなのが「バリスタi」。TVCMでも宣伝されていた真っ赤な機体で、専用の粉(コエ&システムパック)から抽出するタイプのマシンです。
このバリスタi専用のコーヒーパックは60g(30杯分)が500円程度から購入可能、Amazonやドンキでも売っています。
しかし肝心の味の方ですが、結論を言うとインスタントに毛が生えた程度。高圧で抽出する為「クレマ」と呼ばれる泡を作る事が出来るのですが、やはり店で飲む深い味わいには程遠いかなと…。
まぁ結局は“粉をお湯で溶かして飲む”というインスタントコーヒーと同じ製法である事には変わり無いですから、これは仕方ない事なのかもしれません。
本格的な味わいの「ネスプレッソ」
一方、バリスタiに飲み飽きてもう一つレンタルしたのが「ネスプレッソ」。これは属に言う“カプセルコーヒー”の一種ですが、流石に1杯当たりの値段がバリスタiの数倍するとあって、味はそれとは比べ物にならないほど上々。
クレマもより決め細かいものになり、口当たりも良くなります。
ただ、同じカプセルコーヒータイプのマシンでも「ラテ」や「ココア」などが選べる「ドルチェグスト」と比べると、ネスプレッソで選べるカプセルの種類は限定的。その分、本格的な味わいのコーヒーが楽しめるという訳ですが、毎日飲んでいると流石に飽きてしまいますね…。
普通のドリップコーヒーの方が美味しかった…
結局のところ、3年間このバリスタiとネスプレッソのコーヒーを飲み続けて分かった事、それは“普通のドリップコーヒーの方が美味しい”という事実(笑)。豆屋で買って来たコーヒー粉をドリップして煎れたコーヒーの方が、ネスプレッソなんかよりも遥かに深い味わいで美味しいという事に気づいてしまった…。
もちろん味は選ぶコーヒー豆にもよりますが、全国どこの店でも100g(約10杯分)あたり300円程度から手に入りますし、苦味や酸味など好みの味を豊富な種類から選べる事も魅力の一つ。
そして何より豆から挽いたばかりの新鮮なコーヒーが手に入りますから、こっちの方が美味しいに決まってます。
湯を沸かしたりドリップする手間は掛かりますが、バリスタiやネスプレッソも日々の手入れや水の入れ替えは必要ですし、トータル時間は殆ど変わらないというのが事実。
廉価版のバリスタiと同程度の価格で上級版のネスプレッソ以上の深い味わいが楽しめる、それなら余計なマシンは要らないというのが結論です。
と言う訳で、3年間お世話になったネスカフェアンバサダー。最後はレンタルしたマシンを送料負担で返却して終了!まぁこうして色々とコーヒーの美味しさを再発見させてくれた事も事実ですから、ネスレには感謝しないといけませんね。
これから入会を検討される方は、以上をよく鑑みた上で判断して頂ければと思います。