この度、2年間愛用したiPhone 7に別れを告げて新たにiPhone 12 miniを購入しました!イオシスの新古品(未使用品)で64GBが95,600円という、Appleストアの純正新品よりも高い超高額な買い物だったのですが、これは日本ではなく元々香港で発売されていた香港版のiPhoneです。
海外版(韓国版を除く)のスマホはカメラのシャッター音が消せる事で有名ですが、Apple純正の新品より2万円も高いiPhoneを買う意味はあるかどうか?そのコスパや、無音シャッターで撮影した画像や動画の質も含めてレビューしたいと思います。
香港版iPhoneは日本で使える?
先ず初めに、そもそも海外版を日本で使う事は出来るのかどうか?海外版iPhoneの購入を検討するにあたって不安になる人も多いのではないでしょうか?
海外で販売されているスマホは、掴む電波の周波数が日本のキャリアとは異なる為、例えSimフリーであっても使えない、或いは使えても電波が弱くなってしまうケースもある様です。
私はこの購入したiPhone 12 miniの「香港版」をUQモバイル(au)で使っていますが、今の所電波が途切れてしまう様な事も無いですし、全くもって快適そのもの!
中身のOSは日本版と全く一緒なので言語の心配も無いですし、それまで使っていた日本版iPhone7と何ら変わり無く使えています。
日本版との唯一の違いは、パッケージ裏の表記が広東語になっている事くらい?以前の機種ではコンセントの形状が日本とは異なる充電アダプターが付属されていた様ですが、iPhone 12にはアダプターが付属していないので関係ありません。
他の方の口コミを見ても、香港版のiPhoneが日本で使えなかったという話はまず聞かないですが、アメリカ版のiPhone 11がY!mobileで使えなかったという報告もある様なので、特に格安SIMで使う場合は一応注意しておいた方が良いかもしれません。
あくまでも海外版の購入は“自己責任で”という事になりますね。
シャッター音無しのカメラが素晴らしい!
そんな香港版のiPhone 12 mini、とにかく素晴らしいのはカメラのシャッター音を無音に出来る事!着信音が鳴る設定ではシャッター音も鳴りますが、マナーモードにすれば完全に切る事が出来ます。
一部の国のバージョンで、写真は無音だが動画だと音が鳴るというケースも報告されていますが、この香港版は動画でも一切音が鳴りません。
これまではスピーカーを手で押さえたり、画質の劣る無音カメラアプリを使うなど涙ぐましい努力を重ねてきましたが、もうそんな必要は一切無し!
因みに、私はこれまで無音カメラアプリは「シンプルカメラ」を使っていましたが、純正のカメラアプリと比べるとフォーカスが遅かったり、また画質が劣るなどの難点があるのも事実。やはり純正カメラアプリを使うのが一番ですね!
いやぁもうこれを一度でも使うと、シャッター音のあるスマホには戻れないですよ。
カメラの性能がハンパ無い!
シャッター無音も然る事ながら、このiPhone 12 miniはカメラの性能も凄いです!3つのレンズを持つProやPro Maxと比べてこのminiは広角と超広角の2つのレンズに留まりますが、それでもこれまでに無い程の高画質で超ワイドな写真を撮る事が可能。
これはJR京都駅を広角と超広角でそれぞれ同じ場所から撮ったものですが、画角の違いは一目瞭然!一画面に収まる情報量が圧倒的に増える事で、世界が広がる感じがしますね(容量の関係で圧縮しています)。
超広角レンズの焦点距離は14mm。通常の広角レンズは26mmですが、これでも歴代のiPhone(28mm)と比べると画角は広くなっています。
画角が広いと狭い所で目の前の物を撮る場合にも重宝し、この様な至近距離でも建物全体を収める事が可能。画質も良く、これまでのスマホ撮影とは比べ物にならないほど色彩豊かで表現力があります。
iPhone 12シリーズはナイトモードの性能も新化していて、特に設定も無くパッとカメラを向けただけでも、この様に明るく綺麗な写真を撮る事が出来てしまいます!
一眼レフカメラ等と比べると多少人工的な色合いになってしまうのは否めませんが、イメージセンサーの小さいスマホカメラでこれだけノイズが押さえられるというのは、ほんと凄い事です。
ただ、超広角レンズでナイトモード撮影するとノイズが著しく出てしまうのは残念な所。シャッタースピードを遅くしてやると多少改善されますが、これは是非次回作で改善して欲しい所ですね。
iPhone 12 miniよりもイメージセンサーの大きいiPhone 12 Pro Maxなら、ナイトモードでももう少しノイズの少ない写真が撮れる様なので、画質に拘る方は検討されると良いかもしれません。
4K動画がマジで綺麗!
このiPhone 12 miniのカメラは写真だけでなく、動画もこれまた凄い!
これは京都の主要スポットを超広角カメラの4K・60フレームで撮ったものですが、この豊かな色彩と表現力、そしてジンバル(スタビライザー)無しの手持ち撮影にも関わらずブレの少ない超高性能な手振れ補正!
こんな手のひらサイズのスマホでこんな映像が撮れてしまうなんて、凄い時代が来たものですね!※4Kで投稿していますが、閲覧するブラウザによっては4Kの表示が出ない場合がある様です。
ただし、超広角カメラで暗い所を撮影すると、やはりノイズが著しく出てしまう点は写真と同様。次回作のiPhone 13 (?) では是非改善を望みたい所です。
アウトドア派にピッタリな香港版のiPhone
と言う訳で、およそ10万円もする香港版iPhone 12 miniをレビューしてきましたが、これ程までに高画質な写真や動画を手軽に(しかも無音で!)撮影できるというのは、本当に凄い事!
私は旅行ライターとして、普段Sonyのコンデジ「RX100M3」をメインに使っているのですが、これからはその機会がめっきり減りそうです。
わざわざカメラを持ち出す程でも無い…しかし少しでも綺麗な写真が撮りたい!そんなアウトドア派にピッタリな香港版iPhone 12 miniのご紹介でした!