広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの神秘的な眺め

昨日に引き続き、広島県・宮島の話題です。今回は、厳島神社の大鳥居を見物した後向かった「弥山(みせん)」の獅子岩展望台から望んだ景色をご紹介したいと思います。

弥山へ登るロープウェーの始発時刻と共に訪れたところ、一人静かな展望台から幻想的な景色を眺める事が出来ました。

もみじ谷公園を歩いて行く

「弥山」は宮島北部に聳える標高535mの山です。高さとしては低いですが、頂上付近までロープウェイが繋がっています。徒歩でも行ける様ですが、所要時間が90分という事なので、歩くなら下りの方が良さそうです。

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

ロープウェイの発着場までの道のりは「もみじ谷公園」という自然公園になっています。その名が示すとおり、秋には色とりどりの紅葉が楽しめるのだそう。

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

この公園内を歩いていると、どこからともなく鹿が現れます。時には10頭くらいの群れで出てくる事も。そう言えば、宮島には鹿がたくさんいると聞いていたのですが、早朝だったこともあってか厳島神社周辺では全く遭遇しませんでした。

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

ロープウェイ発着場までの道のりは緩やかな上り坂になっているので、こうして途中で振り返ると厳島神社方面を見渡す事が出来ます。この時は、漸く顔を出した朝日に照らされて、大鳥居が光輝いていました!

運賃が割高な宮島ロープウェー

宮島ロープウェーの営業時間は8時~17時(12月~1月は9時~16時半)。ですがこの営業時間外でも入山する事は可能な様です。この日は9時にならないと運行開始されませんでしたので、少々待つ事になりました。

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

このロープウェーは「千光寺」のものと違ってコンスタントにやって来るのですが、終点の獅子岩駅まで行くには途中で大型のゴンドラに乗り換えが必要で、このゴンドラは15分間隔の運行となってしまいます。

また、他に懸念材料としては運賃が高額な事でしょうか。大人片道1,000円1,100円、往復1,800円2,000円と、海外の主要観光地も顔負けの高額運賃です。

獅子岩展望台から望む感動的な景色!

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

獅子岩駅へ到着!この弥山山頂付近は遊歩道が張り巡らされていて、道中には様々なお堂や神社があります。正真正銘の山頂となるのは、ここから30分程歩いた所にある弥山展望台になるのですが、この獅子岩展望台も殆ど同じくらいの高さがあるので、今回はここで眺望を楽しもうと思います。

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

獅子岩展望台から望めるのは南東方向です。地上付近はやや曇り空でしたが、ここまで来ると天気は文句なし!

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

眼下に広がるのは、朝もやに暈された瀬戸内海とそこに浮かぶ島々~。雲か?霧か?山にかかっている所を見ると、雲海ちっくで幻想的です!

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

でもこれはちょっと雲海とは言えないかな…。考えてみれば雲海は明け方に現れるのが一般的ですから、流石に9時をまわる様な時間では難しいのかも。ロープウェーが動き出す前から登山で登ってくれば、もしかしたら見られるかもしれません。

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

それでも幻想的な風景に感動しました!たかだか500mの高さからこれ程雄大な景色が見られるなんて、思ってもいませんでしたから。この時周りに誰もおらず、シーンと静まり返った中ゆっくりと動く雲を眺めていると、心が表れます。やはりこういう所は、人の少ない朝一に来るものですよね!

広島県・宮島「弥山」で雲海は見られるか?標高535mからの感動的な眺め

宮島はトリップアドバイザーの「外国人に人気の観光スポット」ランキングでも常に上位に入っていますし、最近は特に観光客の数が増えてきていると思います。昨日の記事の様な、厳島神社の大鳥居を一人占めする様な事は今後ますます難しくなってくるかと思いますが、それでも宮島は選ばれるだけの価値は十分にあると思いました。

秋の紅葉など、また違う季節にも訪れてみたいと思います。

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