ロシア・シベリア中部の都市「イルクーツク」。市街地にはトラムやバスの交通網が発達していて、観光客の重要な足になっています。
1乗車わずか25円から利用できるので、使いこなせればコスパは抜群!今回は、そんなイルクーツクの市内交通について詳しくレポートしていきたいと思います。
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イルクーツクの市内交通
イルクーツク市内を走る公共交通機関は、トラムとバス(トロリーバス含む)の2種類。先日お伝えしたハバロフスクの市内交通と全く一緒です。
トラムには様々なカラーの車体がありますが、基本的な外観はどれも一緒。年季の入ったオンボロ車両も多く、比較的新しい車両も走っていますが、低床の新型車両は見かけませんでした。
一方バスは、20名乗りくらいのマイクロバスと、大型のトロリーバスの2種類。空港にも多数の路線が乗り入れているので、使いこなせればなかなか利便性は高いでしょう。
尚、タクシーもあるにはあるのですが、流しのタクシーは悪質な白タクも多い様なので、利用するならホテルやレストランで呼んでもらうのがベスト!私もホテルのレセプションに呼んでもらって利用しましたが、きちんとメーターで走るタクシーが来たので、そういう使い方が安心です。
トラム・バスの路線図
イルクーツクの路線MAPですが、相当田舎の街なのか、いくらググっても大したMAPが見つからず、唯一参考にしたのがこちらのトラムMAP。
これによると、市街地を走るトラムは1番~5番までの5系統あって、その内1、2、4番がイルクーツク駅へ乗り入れ。いずれも空港には行かず、また繁華街の中心を走る目抜き通り「カール・マルクス通り」には行かないので、ちょっと使い勝手は悪いかもしれません。バスの路線図に関しては、停留所にあるこの大きなMAPが参考になります。カラーのラインがトラムとトロリーバス、グレーの細いラインは普通のバス。※↑画像の解像度を上げています
ただ、そんな中でもやっぱり頼りになるのがGoogle Map。田舎街イルクーツクであってもバスやトラムの情報はしっかりしていて、この様にルート検索も可能!
イルクーツクの街歩きは、Google Mapに頼るのが一番かもしれません。
停留所から乗車、運賃は15RUB
トラムやバスの乗り方ですが、こちらもハバロフスクと全く同じ。青と白の看板が目印で、それぞれバスやトラムのマークが描かれています。バスは手を上げて合図(上げなくても止まる場合が殆ど)、トラムは各停なので必ず止まります。
トラムの場合、殆どの停留所では歩道から離れた所に止まるので、乗降りの際は車道を横切る必要があります。車が急に突っ込んで来る場合もあるので要注意です。
トラムの車内は2+2配列のシート。トロリーバスも同じ様な感じです。次の停車駅の表示は、前方の電光掲示板に表示されますが、英語非対応なのでスマホのGPSで確認するのが吉!
トラムの場合、停車ボタンは無く、全ての駅に停車します。
運賃は車内に居る車掌に現金で支払い、領収書を受け取ります。運賃は均一料金で、どこまで乗っても15RUB(≠25.5円)。ハバロフスクよりも安いですね。
尚、横を向いた席は車掌専用の席で、乗客は座れないので注意が必要。
本数は少なめ。乗り心地は…?
今回私はトラムをメインで利用してみましたが、オンボロ車両で乗り心地は悪く、おまけにスピードは遅いし信号でよく止まるので、所要時間はかなり長め。
また、運行本数もそれほど多くないので、運が悪いと20分くらい待たされます。
バスもそれほど本数が多い訳では無いですが、スピードが出るので、乗り心地に関してはトラムよりマシ。路線の数も圧倒的に多いので、使いこなせればなかなか便利だと思います。
運行ルートが複雑なのが難点ですが、Google Map等を活用して是非乗りこなしたいものです。
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