ここ数年で物価がおよそ2倍になった沖縄の現状…

今回も滞在中の沖縄からのレポートです!毎年の様に訪れる沖縄ですが、今年は特に物の値上がりが凄まじい…。

交通もグルメもスイーツも、10円値上げしますゴメンナサイ~なんて話はもうどこにも無く、今や2割3割一気に値上げは当たり前。特にここ1~2年の値上がりは目に余る程で、物価の優等生だった沖縄がこんな状況になってしまったのかと思うと悲しいです…。

安価なものほど値上げ幅が大きい

今回沖縄で物価調査をして感じたのですが、安くて手軽に買えるものほど値上がり幅が大きく、平均2割3割は当たり前、物によっては数年で2倍近くまで値上がりした物もありました!

例えば、牧志公設市場近くの裏路地にある「呉屋てんぷら屋」。ここは安くて美味しいと評判のサーターアンダギーが有名で、2021年に訪れた時は1つ60円でした。

それが今や110円…!味は変わらないのですが、思いのほか小ぶりになった様な気もして意気消沈…。普段は3つ4つ買って帰るのですが、今回は2つに留めておきました。

サーターアンダギーと言えば道の駅許田にある「三矢」も有名で、いつ行っても美味しい揚げたてが食べられるので私も毎回立ち寄っているのですが、ここも数年前まで1つ80円~100円でした。

しかし行ってみると1つなんと150円!去年は120円だったので、僅か1年で25%も値上げです。

ここは観光地としても有名な所なので、足元見られているのかもしれません…。

その他、常夏の島には欠かせないブルーシールアイスもかなり高値になっていて、現在はシングルで400円、ダブルで670円。しかもアイス一つのサイズもかなり小ぶりになった様な気がして風味も減少、満足度はかなり低いです。

沖縄そば11,000円時代到来か…

沖縄と言えば、安くて旨い沖縄そばが食べられる食堂が至るところにあって、これが一つの文化として定着しているのですが、この沖縄そばにも値上げの波が到来!

「三丁目そば」や「すばやー松山」など私の贔屓にしている食堂を幾つか巡ってみたのですが、ひと昔前までは1杯400円~500円程度だった沖縄そばも今や大体どこも1杯800円前後~900円、少し凝ったメニューだと1,000円越えは当たり前。

美味しい創作沖縄そばが食べられる「いしぐふー」も値上がりが凄まじく、昨年1,070円だった「あぶりソーキそば」も今年は1,200円。

しかも人件費をケチってか、具志小禄店では食後の食器の片づけがセルフサービスという愚策…。

ステルス値上げ的な改悪も凄まじく、例えば沖縄本島中部にある「道の駅ゆいゆい国頭」の食堂で食べた1,200円もする「肉そば」は、もはや“もやしそば”と言うべきこの肉の少なさ。

かつて那覇にあった「ハブ食堂」で食べた650円の肉そばが恋しい…。

ゆいれーる24時間券が1,000

那覇空港へのアクセスに欠かせないモノレール「ゆいれーる」の運賃も値上がり著しく、ひと昔前までは500円~600円程度だった1日乗車券(24時間券)も、昨年は800円、今年はなんと1,000円突破です!

ただ、ゆいれーるでは現在クレジットカードのタッチ決済を利用すれば1日の上限が800円になるキャンペーンが行われているので、これが実質的な救済措置になっている模様。

但し、これは1日乗車券の“24時間”とは異なり始発~終電までの期限となるので注意が必要です。

まだまだ安いものもある

節約旅行がなかなか厳しくなってきた沖縄ですが、まだまだ安いなと感じたものもありました!

例えばスーパーで買える沖縄グルメやスイーツ。ジーマーミ豆腐や沖縄ぜんざいは専門の店で買うと300円も400円もしますが、イオンへ行けば148円で売られていますし、惣菜コーナーには「ムーチー」などこの地方独特のスイーツも気軽に買えるので、利用する価値は高いです。

他にも、前回の記事で触れた「ロコイン沖縄」併設の居酒屋は豊富な沖縄グルメが揃っていて、味も良く価格もリーズナブル!酒1~2杯飲んで一人3,000円以下で済ませる事が出来ました!

沖縄の那覇に来ています!凍える寒さの関東とは打って変わって、ここは日中の最高気温が24度という正に天国の様な所ですが...

ホテル代も本州等と比べたらまだまだ安く、私が今回泊まったアパートメントは1泊4千円強。これについては前回の記事でご紹介しましたが、閑散期(特に平日)を狙えばまだまだ節約旅行は十分可能だと感じました!

いや~それにしてもこの狂った世の中、そろそろ世界のどこかで何かが崩壊して円安・物価高が是正されても良い頃なんですけどね。

沖縄に関しての記事はコチラにまとめているので是非ご覧ください→沖縄