東京スカイツリー近くの【カラオケ店】軽食メニューが悲惨な件

東京スカイツリーのビアレストラン「世界のビール博物館」で飲み会の後、歌好きの友人の“推し”もあって、2次会がてら近くにあったカラオケ店を利用しました。しかし、あまりにもずさんな軽食メニューの管理に唖然、華やかなスカイツリーの足元で、その影の部分を味わう事になりました。

連休初日の土曜日、大賑わいのスカイツリータウンで飲み会をし、Webで近くのカラオケ店を検索すると、とうきょうスカイツリー駅(旧:業平橋駅)近くに1件のカラオケ店を見つけたので、そこへ向かう事にしました。


駅すぐ側のカラオケ店

東京スカイツリー側近のカラオケ (8)

スカイツリー開業によって周辺を行き交う人が爆発的に増えた、との報道も以前はありましたが、開業から4年が経とうとする今、夜も9時を過ぎるころには人もまばらです。駅前であっても、スカイツリーとは反対側へ出ると閑散としていました。

東京スカイツリー側近のカラオケ (7)

カラオケ店は、改札から歩いて100mにも満たない程の所にありました。一応、関東全域に店舗を持つチェーン店です。

東京スカイツリー側近のカラオケ (6)

入口を入って先ず思った事は、「SHIDAX」等と比べて華やかさが全くありません。受付周りの造りを見ても、ここに来るまでに高揚していた気分が一気に冷めてしまいました。30分480円+税のプランで1時間利用する事にします。

料理のメニューを見て唖然…

東京スカイツリー側近のカラオケ (2)

カラオケ店は個室でゆっくりと出来る事もあって、「歌う」目的だけではなく飲み会の2次会として利用する方も多いと思います。今回私達もその様な目的で訪れたのですが、軽食のメニューを見て驚きました。

東京スカイツリー側近のカラオケ (1)

なんと、メニューの多くに「販売休止」のシールが貼られていました。これだけ見ても需要の低さが窺い知れます…。やや心配しながらも、シールの貼られていないメニューを注文した所…

東京スカイツリー側近のカラオケ (5)

あれもこれも販売休止。どの料理を指定しても「只今ご用意できません」のオンパレード!それでは今何が用意できるんですか?と尋ねたところ、“ミックスピザ”のみ可能との回答が…

東京スカイツリー側近のカラオケ (3)

流石に気が失せて注文を止めました。こういう所は大抵、アルバイト従業員が加熱調理をするだけで提供できる物がラインナップされていて、少し手の込んだメニューとなると、余程の繁忙期でなければ提供されない、というのは良くある話ですが、さすがに一品やそこらだけというのは通常考えられません。

東京スカイツリー側近のカラオケ (4)

こういった室内の張り紙も、もはや何の意味も成さず、虚しい限りです。夕食のピーク時間帯は過ぎているとは言え、そもそもカラオケ店に本格的な食事を求めて来る人なんて殆どいない訳ですから、いつでも提供できる品こそカラオケ店の軽食メニューだと思うのですが…。このカラオケチェーン店は、種類豊富なグランドメニューにも定評がある人気店なだけに、非常に残念です。

これが日本のサービス業の姿とは…

今や外国人観光客もスカイツリー周辺に訪れる事でしょうから、日本の文化の一つである“KARAOKE”のイメージが、この様なサービスによって歪曲されてしまうのは心苦しいですね。サービス業とは何か、もう一度考えなおして欲しいものです。

観光客で賑わうスカイツリーの足元で、なんだか“影”の部分を見てしまった様な気がします。スカイツリーを契機として街全体を活性化させる、という目的があるならば、こういった表に表れない部分にこそ、梃入れすべきでしょうね。

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