12・1月発券「燃油サーチャージ」を予測

8月、9月が終わりましたので、この2ヶ月のシンガポールケロシン価格を元に算出される12月・1月発券分の燃油サーチャージを予測してみたいと思います。


尚、米ドル/円の平均値は、8、9月の営業日数移動平均線(日足)より算出しています。

8月~9月「シンガポールケロシン」平均値…58.3ドル(a)

8月~9月「米ドル/円」平均値…121.5円(b)

(a)×(b)=7083円

※筆者独自観測、端数切捨

結果、12・1月発券の燃油サーチャージは「ゾーンB」となる模様です。「ゾーンC」である現況より値下がりとなりますが、“ケロシン58.3ドル”は本来「サーチャージ廃止」となるはずでしたから、それと比べると欧州往復14000円も余計に支払わなければなりません。

原油市場の今後の動向については、各アナリストの間でも意見が割れていますね。サウジアラビアの減産憶測や中国の原油需要減退懸念など、方向感の無い中レンジで推移しています。用心発言などで急騰するよりかは、このまま40ドル台(ケロシン60ドル手前)で落ち着いてくれた方が、安心できますね。

格航空会社の使用するシンガポールケロシンの値は、私が参照しているチャートと若干異なる場合がある為、もしかすると7000円を切って「ゾーンA」となる可能性も無いとは言えません。ほのかな期待を胸に、発表を待ちたいと思います。