松田聖子さんの“赤いスイートピー”に想いを馳せて~「紅白歌合戦」では何調で歌うか?

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今夜放送されるNHK紅白歌合戦2015では、松田聖子さんが赤組のトリを務められますね。《赤いスイートピー》は、それこそ私の親世代に流行った歌ですが、言わずと知れた名曲である事から、徳永英明さんがカヴァーされる等、今でも多くの人に歌われている事と思います。

さて、昨夜放送された「日本レコード大賞2015」で、松田聖子さんの歌声を聴いていたのですが、特に高音域になると詰まった様な、少し苦しそうな発音が目立った為、心配になりました。歌われた《秘密の花園》や《渚のバルコニー》は私もとても好きな曲で、歌詞は恥ずかしくて歌えないものの、CDを良く聴くレパートリーの一つとなっていますが、自分の知っている同曲とは印象が多少違って聴こえました。

松田聖子 (1)

録音当初とは声帯も年齢も変わっているため、全く同じ様な歌声という訳にはいかないとは思いますが、それでも2012年の東京JAZZでボブ・ジェームス氏とコラボの《上を向いて歩こう》を歌われた時は、音のつまりは無く、もう少し安定したトーンだったと思います。

松田聖子

ただその当時も、特に高音域にかかると多少力づくで声を出そうとする部分が垣間見えたので、兆候はあったのかもしれませんが、特にここ最近は松田聖子さんの生歌を聴く事が無かった為、変化の真相はコアなファンの方でない限り判らないのかもしれませんね。

現在の最高音は「B♭音」か

昨夜歌われた《秘密の花園》と《渚のバルコニー》は、録音の源調とは異なる調性(キー)で歌われました。前者の原曲はハ長調、後者はト長調、それが昨夜は変ロ長調とへ長調での演奏となりました。従って、それぞれ高いC音である最高音は、長2度下がって高いB♭音という事になります。

そう言えば、2012年の《上を向いて歩こう》でもB♭音が最高音でしたから、この音が無理なく出せる最高音であると認識されているのかもしれません。確かに、昨夜の“レコ大”で最後に歌われた《永遠のもっと果てまで》において、B♭よりも半音高いH音を出す時は、やや苦しそうな表情をされていて歌い難そうでしたから、やはりこの辺りの音域が現在の彼女の声域における限度と考えて良いのでしょう。

松田聖子 (2)

とは言え、声域だけでは語れない彼女の声の魅力は、誰もが知っての通りですから、今夜は永遠のアイドルがどの様なステージをこなすのか、注目したいと思います。また、同時間帯には今井美樹さんや、中継で出演されるMISIAさんなど、素敵な和声を伴った歌に定評のあるアーティストが集中して出てきますので、クライマックスは特に注目して見ていきたいと思います。

これまでご愛読頂きましてありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。

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