私がパリで初めて入ったレストランは、エッフェル塔近くにあるビストロ「Cafe Constant」。ネット情報を頼りに“観光客に入り易い人気のビストロ”を探した所ヒットしたレストランです。今回はここでディナーをして、人気の真相を探ってみる事にします。
ロンドンからユーロスターでパリへ到着後、列車の遅延もあってホテルに着いた時には既に18時を回っていました。口コミ情報を頼りに、観光客に人気のビストロCafe Constantに目を付けていたので、パリ初のディナーはそこで済ませる事にしました。
※こちらのレストランは閉店しています。
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目次
「Cafe Constant」の場所
場所はパリの左岸。エッフェル塔に程近いSaint-Dominique通り沿いにあります。
この2軒隣にはLes Cocottesという観光客に人気のカフェもある事から、周辺には観光客とおぼしき姿を良く目にします。時刻は既に20時前。Cafe Constantの口コミによると、ディナータイムの始まる19時に合わせて入店しないと満席でなかなか入れない、との記載があったので、心して入店してみました。
店内の様子
その噂どおり店内は激込み！狭い店内はBarカウンターのある席と、通路を挟んでテーブル席が1列のみ。店内には日本人女子と思われるグループもチラホラ。
半分諦めムードになりながらも、1人客である事を告げると、2階席に行くように言われ、階段を上って行きます。
2階も人でごったがえしていましたが、運良く端席を用意してくれました。ただ、隣とのシートピッチはメチャクチャ狭いです。幸いにして隣席は西洋人でしたが、2階席にも日本人観光客らしき姿が…。
日本語メニュは無し
ボトルワインは30€～、グラスは一桁の後半くらいでしょうか。フランスだからと言ってフランスワインが安く飲める訳では無い様です。
ところで口コミ情報には“日本語メニュー有り”との情報も見かけたのですが、それをテーブル担当のギャルソンに尋ねた所「English only」との回答でした…。
ただ、初めの内はそっけない態度だったギャルソンが、この会話をきっかけに「アリガトウ」などと言って和ませてくれる様になったのは良かったです。
フランスパンの印象
味自体は悪いものではなく、中はモチモチの食感で、日本で美味しいパン屋のフランスパンが冷えた様な感じです。ちょっとでもチンすれば美味しくなるのに…勿体無いですよね。
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ブルゴーニュワインと前菜
さて、それでは先ずはフランス初の“ご当地ワイン”を頂いてみます（と言ってもパリから250kmも離れたブルゴーニュですが…）。
Bourgogneと書かれた一番安い（6€）グラスワイン、その味わいはまずまずと言った所でしょうか。ただ特別に深い味わいという訳でもなく、日本のスーパーでボトルが3,000円程度で買える“ちょっと美味しいワイン”程度です。日本でもグラスワインに700円も出せば、それなりに美味しいものは飲めますよね。
Starterに選んだのは「Old style devilled eggs」。
ゆで卵の上に卵のふりかけとマヨネーズをかけた“だけ”の料理。別に特別な隠し味がある訳でもなく、ただの卵でした。
尚、Starterに使用したナイフとフォークは回収される事無く、メイン料理にも使いまわしを余儀なくされました。フランスのレストランでは、どこでもこの様な扱いなのかな？
メインディッシュ
続いてメインは「Beef stew with boiled potatoes and carrots」。
ビーフはナイフを使わずともスプーンで切れてしまう程トロトロで柔らか！しかしその割にスープの味はイマイチ旨味を感じません…。具材の量としても不満はありませんが、ちょっと期待はずれ。
レベルの高いデザート
デザートは「Apple tart, vanilla ice cream」。
これは美味い！タルトのパイ生地は香ばしく、それがリンゴの甘みと見事にマッチしています。
アイスクリームもただのバニラ味ではなく、ココナッツの余韻が長く続く上質なアイス。これはやられました！
お会計は割高？
会計は〆て42€。この内容で5,000円と言えば考えてしまいますが、物価高のパリでは妥当な金額でしょう。
Café Constantの店情報
- 住所：139 Rue Saint-Dominique, 75007 Paris
- 営業時間：7:30～23:00（日曜は8時Open）
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